2017-10-29

青い鳥はどこへ

まったく他人事(ひとごと)なので、詳しくは差し控えますが、鳥に関する知識のないおじいさんが、飼い鳥の性格が気に入らないという理由で、庭に放鳥したという話を目にしました。

よりによって冬の台風の迫るこの時期に、突如、放り出されてしまったセキセイインコ。


考えると、たまらない気持ちになります。



りるばぁどは、物心つく前からセキセイインコが好きです。

まだ赤ちゃんの頃、母が飼っていた手乗りのセキセイインコがかわいくて、触れたくて、ぶんぶんと手を振り回して、結果的にインコを怖がらせ怒らせてしまって、耳を出血するほど噛まれた……こともあるそうです。

小学生の頃にも飼ったことがありましたかね。


その後は、完全にオトナになってから、1羽ずつセキセイインコを飼ってきました。

……幸運なことに、我が家のインコは逃げてしまったことはありませんでしたが……もし万が一、不注意で逃がしてしまったら……そりゃあもう、心配で心配でたまらないでしょう。


同じく、セキセイインコ飼いの家庭に育った夫は、何度か逃してしまったことがあるそうですが、運良く、戻って来たとか。

夫が名前を呼びながら歩き回ると、慌てて飛んで来て、肩に止まったそうです。

そういう経験があるからか、夫は、特によく懐いている子には
「この子はもう、どこに飛んで行ってしまっても、大丈夫。近くに来た誰かに飛びついてって、可愛がってもらえる。」
という太鼓判を押します。


確かに、どこかで誰かに可愛がってもらってるなら……いいですけど……それって、確かめようがありませんしねえ。




庭でセキセイや文鳥を放し飼いにしていた友人は、よく、うちの子以外の文鳥やセキセイが混じってた……と、言ってました。

群れる習性があるから、うまく、他の鳥たちに混じることができれば、安心ですね。

東京の野生のセキセイインコの大群とまではいかなくても、例えば、御所の雀たちにセキセイが混じってることもありますし。


そんなとりとめのない願いを抱きながら、前述の街のムクドリの群の声を聞きました。

おじいさんがセキセイインコを逃がした街には、今までかつて足を踏み入れたことがなかったのですが……ご縁ですかねえ……そんな話を聞いたその日のうちに、その街に行って参りました。

冷たい雨。

明るい駅前の街路樹ですら、鳴き声は大きいのに、姿は見えず……。

その中に、噂のセキセイインコが混じっていてくれたら……。

そう願わずにいはいられませんでした。



とにかく、生きていてほしいです。


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2 件のコメント:

  1. こんばんは~☆彡
    私も幸いに、逃がした事がありません。
    良く飼い主さまが『迷子になりました。』と、探されていますが、「迷子じゃないだろ!逃がしたのはあなた!」って、人様の家の子ですが、とても悲しくなります。

    我が家が一番!そう思って飼育しているので、他では幸せになれない?みたいな感じもあります。おそらくりるばぁどさんも同じお気持ちでは?

    そのおじいさんのセキセイさんが、どなたかに保護されますよう祈るばかりです。('_`)

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    1. おだっこさま
      そうなんですよね……。
      鳥さんの迷子も、鳥さんの怪我とか事故も……想定してなかった飼い主の責任なのでしょうね。
      マメルリハを譲ってくださったかたが、とてもとても思慮深いかたで、ものすごく感銘を受けました。
      どれだけ気遣って、鳥たちが怪我しないように配慮しても……それでも、事故は起きてしまう……と、そのかたは悲しそうにおっしゃっていました。

      うちの子たちも好奇心旺盛で何をしでかすかわからないので、今後もいっそう気をつけたいと思います。


      青いセキセイインコちゃん、見つかったら、またご報告しますね。

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